目的

 本組合は、建設発生土の有効活用を推進するため、土のリサイクル及びリサイクル技術の向上等を通じて、環境負荷の低減を図ると共に、持続可能な資源活用の構築を目的とする。

背景

 国土交通省が、平成26年9月に策定した「建設リサイクル推進計画2014」では地域ごとに異なる建設リサイクルの課題が顕在化していることに着目し、地域ごとに生じている課題を関係機関で把握し対処していく方向性となりました。そこで国土交通省九州地方整備局では、九州地方建設副産物対策連絡協議会において「九州地方における建設リサイクル推進計画2014」を平成27年3月に策定。その報告では、建設発生土のリサイクル率が低迷しており、以下の2項目の対策が発表されました。

  1. 有効利用を優先した発生土の処理フローの徹底と受入地登録制度の検討
  2. 建設発生土情報交換システムの活用

 その結果、平成30年2月16日付け国土交通省 九州地方整備局 企画部技術管理課より建設発生土の不適切処理問題も含めた有効利用に関する課題についての基本的な考え方、目標、目標を達成するための具体的な施策等を内容とする「建設発生土の有効活用に関する取り組み」が策定されました。
 また、国土交通省「建設リサイクル推進計画2020」における“リサイクル”の質の向上を踏まえ、地域性と全国規模の双方の観点に立って産学官が連携し、建設発生土の有効活用を強力に推進していくことが喫緊の課題となっています。