大太鼓(月の輪) (里・川下地区) 大太鼓の大きさは、直径七十センチ位、装束は浴衣に襷掛け、白のぽうとう頭巾である。 笛の曲に合わせ両足を踏ん張り、腰を低くし、撥を腰においたり頭にかざしたり、あるいは、背筋を伸ばしたり曲げたりして、地面を蹴って飛び上がり、力強く太鼓を打つその音は、天を震わし山を越え谷を渡り遠くへ響く真に浮立の醍醐味です。 中でも庭場で「地」を打つとき、直径二メートル、円周七メートル、重さ二十キロの大天月(月の輪)を頭に被り、ねじれるくらい振り回して舞い打つ太鼓の舞は、相当な年期と特別の技術を要するものです。その雄大な力強さは、田結浮立の圧巻と申すべきものです。